以前(2020年2月)に紹介した「高砂コレクション・ギャラリー」で、「高砂コレクション展 香りのきらめき」を開催中、とJR蒲田駅に大きなポスターが貼ってありました(2022年2月)。入場無料ながら、驚くような貴重な品々を見ることができます。
※以下の原稿は2020年2月に紹介した際の内容をそのまま掲載しています。
大正9年(1920年)、今から100年前は蒲田の街の歴史にとって重大な年だった。まず6月に松竹キネマ蒲田撮影所が当時の東京府荏原郡蒲田村に開所された。また同年2月に創業された高砂香料工業株式会社の本社が7月に撮影所に隣接する敷地に本社を移した。
だから今年2020年は撮影所開所並びに高砂香料の創業100周年になる。
撮影所は昭和11年(1926年)大船に移転し、その跡地を高砂香料が購入し工場を建設、それから時を経て高砂香料の工場移転に伴い、近隣の公園などを含んだ敷地全体の再開発計画が大田区や民間企業によって進められ、平成10年(1998年)にニッセイアロマスクエア、大田区民ホールアプリコが完成した。
現在、日本最大の香料メーカーである高砂香料工業の本社はニッセイアロマスクエア17Fにあるのだけど、ここに、日本の香り文化を伝える香道具、香炉、香合をはじめ、古代エジプト、ギリシャ・ローマ時代の香油瓶、イスラム時代の18〜19世紀の磁器やガラスの香水瓶など同社が収集してきた貴重な文化遺産の一部を展示している「高砂コレクション・ギャラリー」がある。
それほど大きくはないけど、ダリの作品やマイセンの子犬の香水瓶など小さいながらもじっと見ていて飽きの来ない名品や、国宝の香道具、香料素材などを多数見ることができる別世界感覚の空間です。平日しか見られないのがちょっと残念ですが、蒲田東口商店街、蒲田西口商店街、蒲田本町商店会など、近隣の商店街を巡りつつ目の保養に出かけてみては。
●高砂コレクション・ギャラリー
大田区蒲田5-37-1 ニッセイアロマスクエア17F
営業時間:午前10時〜午後5時(入室は閉室の30分前まで)
定休日:土日祝日、年末年始、会社休日
入場無料
*10名以上の場合は事前予約が必要
近隣の商店街
蒲田東口商店街商業協同組合
https://otakushoren.com/street/100287
蒲田西口商店街振興組合
https://otakushoren.com/street/100290
京浜蒲田商店街協同組合
https://otakushoren.com/street/100274
蒲田本町商店会
https://otakushoren.com/street/100286
商店街名 | ニッセイアロマスクエア |
---|---|
店名・施設名 | 高砂コレクション・ギャラリー |
最寄り駅 | 蒲田駅(京浜東北線、他) |
住所 | 東京都大田区蒲田5−37−1ニッセイアロマスクエア17F |
定休日 | 土日祝日、年末年始、会社休日 |
Web | https://www.takasago.com/ja/museum/index.html |
周辺情報
-
- 【蒲田】野菜120g分の栄養が凝縮された旨味スープが美味しい「鶏ポタラーメン THANK」
-
- 【蒲田】お彼岸だけでなく一年中出来立て美味しいおはぎがいただける「おはぎ専門店 はた乃」
-
- 自家製チャーシューは、まさに伝説[Legendary house-made roast pork]
-
- [純喫茶・珈琲専門店] カフェ チェリー/2022年4月29日放送の「じゅん散歩」に登場
-
- 江戸前の伝統を守る老舗寿司店 [Carrying on the tradition of Tokyo-style sushi]
-
- ごま油の香りが食欲をそそる天ぷら [The enticing scent of sesame oil tempura]