京急空港線大鳥居駅近く、金曜土曜限定で美味しいスパイスカレーが食べられるとの情報を得て出かけてきました。たどり着いたのは昭和民家を改装したレンタルスペースYOICHI。2019年6月にOPEN、金・土はヨイチカフェの開店です。
作り手はこのスペースの主でありスパイス使いの達人、弥生さん。
メニューはケララチキンカレー(甘)・チキンキーマカレー(甘)・ポークビンダルカレー(中辛)、3種のスパイスカレーが基本。金曜日はタイ料理のガパオライスとスパイスカレー、土曜日は定番〜日替わりのカレーを3種、時には4種食べられます🍴 すべて化学調味料、小麦粉フリーです。
この日はベーシックにケララチキンカレーをオーダーしてみました。
ケララチキンカレー 1,000円。カレーにはインド風ポテトサラダやキャロットラペ、カブの酢漬けなどが乗ってカラフル!
南インド風のこのカレー、蒲田のインドバザールで仕入れるスパイス、チキン、トマト、ココナツにカレーリーフを使っています。カレーリーフはそのまま食べちゃう! スパイスを使ってると言っても辛いことはなく、ココナツの甘さが広がるカレーです。
弥生さんは独学でスパイスを学び……というより、美味しい組み合わせ、量etc.に勘が働くらしい。すご! 弥生さん、無類のカレーマニアでもあります。
ライスはタイ米に日本米を少し混ぜています。タイ米に足りない粘り気を日本米でおぎなっている感じ。これで食べやすくなるし、カレーともなじみやすくなります。お皿をテーブルに置くとき、「よく混ぜて食べて下さいね」、と弥生さんの一言が添えられます。
盛りのいいライスがうれしい。味はもちろん、量も満足です。
カレーに使う食器は沖縄の「やちむん」。自然を表現したような色合いと人の手ざわりが感じられるようなつくりが特徴です。沖縄に旅すると、必ず新作を仕入れてきます。いい器が美味しいカレーをさらに美味しくします。
ただ置いておいてもサマになる器、やちむん。「やちむん」とは沖縄の言葉で焼きもののこと。
元は1957年に建てられた祖母の住まいでした。壊すしかないと言われていたこの家を弥生さん自ら思いっきり改装。天井を取り払ったら、建てた当時の面影がそのまま残っていました。特に驚き、感動したのは大工さんが柱にくくりつけた榊! これからできあがってゆく家に災難がないよう建前の時に祈ったものでしょう。
弥生さんの手でイノチを取り戻した昭和民家。高くなった天井の隅々にもスパイスの香りが漂い、新たな息吹が吹き込まれていきます。
メインルームの壁にはヨイチのシンボルともいえる絵。世界的に活躍するカツマタ・ヒデユキ氏によるものです。自由に描いて、とお願いしたらこんな仕上がりになりました。
洗面所にはカツマタ・ヒデユキの生んだ人気キャラクター「ハナウタ」。
カツマタ氏の絵の効果か独特のムードに感じられる空間だけど、一歩足を踏み入れれば美味しいカレーが待っています。金曜土曜11時開店、お忘れなく。
YOICHIカフェ
〒144-0033 東京都大田区東糀谷4-10-22
営/金曜日 11時~14時、土曜日 11時~15時
定休日/日曜〜木曜
無料Wi-Fiあり お手洗いは最新式!
@yoichirenral
※価格は取材時(2019年)
店名・施設名 | YOICHIカフェ |
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最寄り駅 | 大鳥居駅(京急空港線) |
住所 | 〒144-0033 東京都大田区東糀谷4-10-22 |
定休日 | 日曜〜木曜 |