三角点(さんかくてん)とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと。三角測量は、現代のようにGPSなどを利用した測量ができなかった時代、地面に基準点を埋め込んで、それを基に主に地図などを作成するために行う作業でした。
明治時代に導入が始まり、最初に日本緯度原点を基準に、約50km間隔に一等三角点が、次に約8km間隔で二等三角点が、さらに4km間隔で三等三角点が設置されました。
都市部では開発に伴い、亡失、移転されることが多いなか、久が原西部八幡神社境内に「三等三角点 久我原」を見ることができます。
これは明治35年(1902年)8月6日、神社境内の現在ある地点から約21m東北方向に設置されたものです。
久が原西部八幡神社内にある「三等三角点 久我原」。「国土地理院」の標識も一緒に立っています
社殿横、黄色い丸の中にあって、いつでも見ることができます
久が原西部八幡神社
大田区久が原4-2-7
そして下記で紹介しているのは、環状8号線と第一京浜国道の「南蒲田」交差点の一角で見ることができる「水準点」を示すマンホールの蓋。日本地図と、やはり「国土地理院」の名称が刻まれています。
「水準点」「基本」「国土地理院」の言葉、そして日本地図の図柄が刻まれたマンホールの蓋
環八と第一京浜が交わる「南蒲田交差点」の一角にあります
店名・施設名 | 基準点・三角点 |
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最寄り駅 | 久が原駅(東急池上線) |
住所 | 東京都大田区久が原4−2−7 |
Web | https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sankaku-top.html(国土地理院・基準点解説) |