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グルメ&お土産 / Gourmet & Gift

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2022.11.01

【梅屋敷】街でなじみのパン屋さん〜タケウチ製パン〜きゅうりドッグがイチオシ

パン

昭和40年創業
梅屋敷東通り商店街は京急線梅屋敷駅を降りて第一京浜国道を渡ったところから、産業道路まで至る長い商店街。昭和40年代から50年代くらいまでの最盛期には通りいっぱいに商店が並んでいたものですが、今では駅から離れるにしたがってお店の姿がまばらになってしまいます。その、まばらになった産業道路近くにある「タケウチ製パン」は「うまさ…はずむ」の看板が印象的な昭和40年(1965)から続く「街でなじみのパン屋さん」です。

「タケウチ」だけど草間さん
店名が「タケウチ」なのでタケウチさんかと思いきや、店主さんご一家のお名前は草間さん。平成5年に55歳という若さで亡くなった先代の草間達雄さんとともにお店を始めた奥さんの日出子さん(81歳)によれば、「当時、大崎広小路にあったタケウチ製パンの本店で修業して、のれん分けの形で独立した時の名前なの。もう本店も無くなったし、店名を変えようかとも思ったんだけど、長年親しんだ名前なんで、そのままにしているのよ」とのこと。
その当時で本店から200万円の借金をして開業、それを「もう、朝から晩まで寝ずに働いて1年で返したんですよ。1日1万円の売上げがあったときは嬉しかったですね」と日出子さんは当時を振り返って語ってくれました。昔のことを言ってもしかたありませんが、聞くと商店は本当にメチャクチャ忙しい時代があったんですよね。そこで、みなさん懸命に働いていたのでした。

草間日出子さん(左)と二代目豊治さんのお嫁さんの富美子さん

前日から仕込みを始めて翌朝7時に取りそろえ
若くして先代が亡くなり、大学を卒業したばかりで外に修業に出ようかという矢先だった息子の豊治さんが後を継ぎ、達雄さんから受け継いだ製法や味に自らの工夫を加えました。仕込みは前日の午後9時ごろから始まり、夜を徹してパンを焼いて朝7時の開店時にすべて揃えるというサイクルは、ほぼ先代から変わっていません。幼稚園や保育園などへも納めるので、豊治さんが作るパンは子どもたちが安心して食べられるよう材料や作り方に気を配ります。

とにかく惣菜パンの種類が豊富!
店内に入ってちょっとびっくりするのはパンの種類が多いこと。定番の食パンやあんぱんに加え、惣菜パンは、きゅうり、玉子、ポテトサラダ、コロッケ、フランク、ウインナー、シューマイなどバリエーションが多彩。中でも「きゅうりと玉子は売上げツートップなんですよ」と語る今どきは珍しい割烹着が似合う富美子さんの応対が明るくていい感じ。「おかげで若いお客さんが増えてますね」と日出子さん。お店番のツートップもなかなかいい関係です。

自家製マヨネーズでつくる「きゅうりドッグ」は一番人気
人気の「きゅうりドッグ」は先代が本店での修業時代から続くメニューの一つ。細かくきざんだきゅうりとキャベツを自家製のマヨネーズで和えた、シンプルなんだけどパンの美味しさと相まって飽きの来ない、思い出すと無性に食べたくなってしまいそうな味になっています。
そのほか、パン屋さんならではのラスクも絶妙のサクサク感とほどよい甘さで見逃せない一品。
来年には現在のお店から新しい建物へと移転が予定されているとのこと。今の雰囲気もいいですが、新しくなっても、いつものパン屋さんの「うまさ…はずむ」味が続いていくことでしょう。

タケウチ製パン
営業時間 7:00〜18:30
定休日  月曜日

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商店街名 梅屋敷東通り商店街振興組合
店名・施設名 タケウチ製パン
最寄り駅 梅屋敷駅(京急本線)
住所 大田区大森中2-15-3
定休日 月曜日
お問い合わせ 03-3764-6578

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