2025年9月11日の2時過ぎごろから都内で降り出した雨はほどなく今までに経験したことのないような集中豪雨となり、大田区では排水能力を越え行き場を失った雨水が奔流のようになって低地へと流れ込み、地域の住民や商店街に被害をもたらしました。
大田区商連では、今回の豪雨で被害を受けた8商店街にお見舞金を進呈しました。
お店の商品を購入することも個店の復興につながります。近くを通りかかった際は、ちょっと寄ってみてください。
特に被害が大きかった上池上商店会の方々に当日の様子を語っていただきました。
二十歳の頃からここにいるけど、こんなのは初めてでした。ー上池上商店会 太刀川会長
「西河屋」(東京都大田区上池台5-38-3)
先日来られたお客様が代金をお支払いの際に「お釣りはいいですよ。少しですけど何かに役立ててください」とおっしゃってくれました。数百円のことですが、気持ちが嬉しいですよね。

当日は強い雨が降り始めたと思ったら、水嵩がどんどん増してきて、店の中にも下から10センチ以上のところぐらいまで水が入ってきました。ちょうど色が変わっているのがわかると思います。

これからも同じような豪雨があるかもしれませんから、備えはしておかないといけませんね。


ガードレールの2番目のポールくらいまで水が達していましたーキッチン ことや 桑村さん
洋食&イタリアワイン テイクアウト専門店 キッチン ことや(東京都大田区上池台5-37-2)
水が来始めたなと思ってから水位が上がるのが早かったですね。30分もなかったくらいだと思います。やばいなと思って扉を閉めて隙間にタオルをあてがっておきましたが、どんどん強くなる水の勢いは不安でした。通勤用の自転車も流されてしまいました。

その時点では、鳥安さんの横に土のうがあるのは知っていたんですけど、外に出るのが危険な状態になっていると判断しました。ひざ上くらいまで水が来ていましたから。
お店に浸水してきた時は、さすがに身の危険を感じ始めて、いよいよとなったら警察、消防に助けを求めなければならないかなと思いました。

これからはやはり対策も必要だと思いますね。水は割に早く引いたので良かったのですが、その後の対応については大田区商連のLINEからタイムリーに流れてくる情報がすごく役に立ちました。
