冷たい風が吹き抜ける季節になると温かいものが食べたくなります。鍋も多彩な種類がありますが、老いも若きも、誰もが楽しめる飽きの来ない食べ物の代表格といえばやはり「おでん」ではないでしょうか。
作り立てのおでんをお店で買って持ち帰るも良し、また具材を選んで自宅で作るも良し。時には出汁からこだわってみたり。おでんをさまざまに楽しむお店を紹介します。
※店舗情報は2025年1月取材時の情報です。
※予告なく内容が変わる可能性がありますのでご了承ください。
【持ち帰り】
【雑色】目黒食品
【梅屋敷】居酒屋とがし
【蒲田】お好み よっちゃん
【具 材】
【糀谷】愛川屋蒲鉾店
【蒲田】蒟蒻類専門製造卸 樋川商店
【だ し】
【池上】駿河屋商店
【梅屋敷】鰹節問屋 マルサヤ
【持ち帰り】
【雑色】目黒食品
開店から40年以上になる地元の名物店。お客さんへの対応からおでんの仕込みまで一人でこなしているおばちゃんは、注文品の合計金額を計算するスピードの速さでも有名です。
基本は持ち帰りですが、店頭で食べることもできます。ただ、店頭で食べるのは行列ができていない空いている時間を狙いたいですね。
持ち帰りの場合、容器を持参してもいいし、容器を持っていかなくても袋に入れてくれます。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区西六郷1-50-17
アクセス:京急線雑色駅からは徒歩で6分ほど。第一京浜国道の反対側、アーケードの雑色商店街を抜け、真っ直ぐJR線路を渡って程なくの右側に「おでん」の文字が見えてきます。
営業時間:12:15〜19:00(ただし、売り切れたら終了になります)
定休日:月
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【梅屋敷】居酒屋とがし
お店は開店から12年ほど。和食店で長く板前をしていた店主さんが開いたカウンター6名、奥の座敷が4名と小ぢんまりした居酒屋。料理が美味しいと評判です。
おでんは醤油は使わず塩をベースに味付け。表の窓から注文できます。どの具材も味が染みて美味しく、おつゆはさっぱりと、ついつい飲んでしまうほどの味。持ち帰りのパックもサービスしてくれます。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区大森西7-7-17
アクセス:京急線梅屋敷駅からぷらもーる梅屋敷商店街を歩いて、東邦医大通りを渡った右側、ラーメン屋さんの隣です。駅からは7分歩きます。
営業時間:17:00〜23:00
定休日:火
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【蒲田】お好み よっちゃん
「60歳で始めて、今78歳だから18年になるわね」と語るのは「よっちゃん」こと店主のよし子さん。福井県から高校卒業後に上京、今お店がある場所で町工場を営んでいたご主人と結婚。そしてご主人の引退を機に駐車場だったスペースを改修して「やりたかった」お店をスタートさせました。
「お客さんに喜んでもらえるのが一番」という「よっちゃん」のおでんの値段はなんと1個50円均一!手づくり惣菜やよっちゃん焼きも人気。JRの車両基地の近くに灯る店の明かりとよっちゃんの笑顔が心を温かくしてくれます。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区新蒲田1-23-10
アクセス:JR蒲田駅西口から線路沿いを南に向かい、環八をくぐって富士通ソリューションスクエアの角を右に曲がり最初の四つ角を左に向かうと大田区の「カムカム新蒲田」に行き当たります。そのままJRの蒲田操車場に沿って歩いて行くと信号のある交差点右側角に「お好み よっちゃん」の看板が見つかります。
営業時間:18:00〜21:00
定休日:土・日・祝
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【具 材】
【糀谷】愛川屋蒲鉾店
糀谷商店街にあって65年以上。商店街きっての老舗の一つと言っていい「愛川屋蒲鉾店」。その日市場で仕入れた新鮮な魚を機械生産ではなく、店内ですり身にして揚げてつくるおでん種、さつま揚げなどは、スーパーで購入する具材とは一味も二味も違う食感と美味しさ。はんぺんも自家製です。
おでんや鍋の具材としてももちろんですが、そのままを温めたり焼いたりして食べても美味しくいただけます。大根や昆布、牛すじなどおでんに必要な具材が揃います。迷ったら、予算を伝えて気軽に相談してください。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区萩中2-1-17
アクセス:京急空港線糀谷駅から環状八号線を渡って「糀谷商店街」へ。駅から徒歩2分で左側にお店があります。
営業時間:10:00〜19:00
定休日:日・祝
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【蒲田】蒟蒻類専門製造卸 樋川商店
おでんの具材としては地味めだけど欠かせないのが、こんにゃくとしらたき。1959(昭和34)年から、一貫して現在の場所でこんにゃく、しらたき、ところてんなどを製造している樋川(ひかわ)商店。現在は三代目になる樋川翔祐さんが、厳選した材料を使用し初代からのこだわりの製法で手間暇をかけてていねいにつくることを心がけ、弾力のある味しみの良いこんにゃくをつくり続けています。
樋川商店では、工場直売も行っています。戸を開けて呼びかけると販売に応じてくれます。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区新蒲田3-27-21
アクセス:JR蒲田駅徒歩15分JR蒲田駅西口から線路沿いを南に向かい、環八をくぐって富士通ソリューションスクエアの角を右に曲がり最初の四つ角を左に向かうと大田区の「カムカム新蒲田」に行き当たります。そのままJRの蒲田操車場に沿って歩いて行くと信号のある交差点右側角に「お好み よっちゃん」の看板が見つかります。その信号を渡りさらに二つ目の信号、まいばすけっとを右に見て左折すると左側に樋川商店の工場があります。
工場販売時間:9:00〜17:00(売り切れの場合あり)
定休日:土・日・祝
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【だ し】
【池上】駿河屋商店
かつては商店街に必ず1軒や2軒はあった「乾物屋」さんですが、近ごろはお店を見つけるのも難しい時代になりました。そんな中、池上仲通り商店会で75年以上乾物屋さんを続けているのが「駿河屋商店」です。店内では、鰹節、昆布、椎茸などさまざまなだしの素材や豆、切り干し大根などの乾物が販売されています。
「おでんのだしは昆布とかつおだね」と語るのは二代目店主の植松さん。「だしから取るとオリジナルの美味しいおでんができますよ。でも、最近は鍋でもおでんでも市販の素があるからね」
だしのつくり方は相談すれば教えてくれます。自分流のおでんづくりに挑戦してみては?



【店舗情報】
所在地:東京都大田区池上3-29-16
アクセス:東急池上線池上駅東口から線路とは反対側、池上通りの池上駅交差点に出て左に曲がり、スーパーオオゼキの前を過ぎて最初の信号を右に曲がると池上仲通り商店会に入ります。商店会を進み3つ目の角、駅から徒歩5分ほどのところにお店があります。
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水・土・日・祝
Instagram:https://www.instagram.com/lili_kanbutsu/
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【梅屋敷】鰹節問屋 マルサヤ
1962(昭和37)年の創業以来、一貫して「ほんもの」の鰹節にこだわり続け、業務用鰹節の専門問屋として、確かな信頼を得ている「マルサヤ」ブランド。取引きしているのは、全国のそばうどん店・和食割烹店・ラーメン店をはじめとする飲食店など主にプロが相手。それゆえ求められるのは「豊富な商品群」と「的確な対応力」です。
マルサヤでは、そうして積み上げられたノウハウを基本に家庭向けの商品も販売しており、鰹節、昆布、めんつゆなどを大森南の本社で購入することができます。入口のインターホンを押して用件を伝えてください。プロユースのだし素材でのおでんづくりはいかがでしょうか。



【店舗情報】
所在地:東京都大田区大森南1-9-7
アクセス:徒歩なら京急線梅屋敷駅から15分かかります。バスではJR大森駅東口もしくはJR蒲田駅東口から京急バス「森ヶ崎」行きで「前の浦」バス停下車。森ヶ崎方面に進み「前の浦」交差点を左に曲がり2分ほど歩いた先に建物があります。
本社販売時間:9:00〜17:00
定休日:土曜・日曜・祝日
マルサヤ公式サイト:https://www.marusaya.co.jp
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