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おーたふる 大田区商店街ナビ|国際都市大田区の魅力的な商店街

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特集 / Feature

大田区のさまざまな魅力を発信

2020.11.05

おおたの逸品2020 「いつもの八百屋さん。でも、今までとは少し違う」八百屋 丸文

最寄駅は東急池上線の洗足池駅だけど、駅前というわけではなく、住宅街の中にある小池商栄会はお店が減り、かつての賑わいは失われてしまいました。そんな中で、八百屋さんを営み続けているのが「丸文」さんです。

間口が広く、旬の商品の品揃えが店頭を飾ります
商店街としては残念ながら少し寂しい状況です

歴史を紐解けば、戦前から近くで八百屋さんを営んでいたそうですが、「丸文」として現在地でスタートしたのは戦後のこと。以来、地元の八百屋さんとして続いていましたが、2015年、お店の名前の由来となった先代の森井文治郎さんが体調を崩し、それまで三軒茶屋で八百屋さんを営んでいた息子さん夫婦が後を継ぐことになりました。その際、「普通の八百屋ではなく、今ならではの店にしたい」という思いで、当時、八百屋からまちづくり考える構想を持っていた若手建築家北原暁彦さんに設計を依頼、さらに千葉大学の学生も加わって家具の製作までも行い、2015年10月にリニューアルオープンしました。間口が広く、表側から見るといつもの八百屋さんですが、少し細かく仕切られた棚にはバラエティ豊かな品揃えの商品が並んでいます。

リニューアルオープンの際に作った棚には様々な商品が取り揃えられています
森井啓子さんが企画して小さな展覧会を開くことも
「おおたの逸品」や「大田のお土産100選」のほか丸文セレクションコーナー

奥さんの森井啓子さんは、本来の八百屋さんとしての役割に加え、少しでも地域の文化を発信したいと考え、自ら発掘した情報や「おおたの逸品」「大田のお土産100選」コーナーなどを設けて販売もしています。経営環境が厳しさを増していく中で「今ならではの八百屋さん」という志を持ち続けることは簡単ではありませんが、「いつものお客さん」が来る「いつもの八百屋さん」としての存在も含めて守り続けてほしいですね。

営業時間:午前10時〜午後8時

商店街名 小池商栄会
店名・施設名 八百屋 丸文
住所 大田区上池台2-38-7
定休日 日曜日
お問い合わせ 03-3726-5198

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