クラス感ただよう田園調布には、
目と舌の肥えた人も納得する本物志向の店が集結。
デパート内を巡るように店から店へ。
心ときめく出合いが待ち受けているはず。
※価格表示（税抜・税込）は各店舗により異なります。
あれもこれもと、目移りしてしまいそうなくらい、
胸が踊るおやつが勢ぞろい。自分へのご褒美にも、
大切な人への手みやげにも◎
地元の方々に愛され続けている1933（昭和8）年創業の老舗青果店。
ル・コルドンブルーで学んだ３代目の奥様が旬のフルーツを使ったスイーツを5年前から販売し、イートインスペースでも食べられるように。
「主役は果物だから大きめにカットしているのが特徴」とのこと。果物の圧倒的な存在感と美味しさを兼ねそろえた贅沢なスイーツが楽しめる。
❶旬の果物が入る「高級フルーツポンチ」（3,800円）
❷いちごの美味しさが詰まった「いちごのムース」（420円）
❸味にこだわる常連さんがひっきりなしに訪れる
フランス語で“お祝い”を意味する店名のLaFêteは、「喜びのひとときを多くの人に届けたい」との想いから世界中のお祝い菓子を扱っている洋菓子専門店。定番人気の生菓子「ピュイダムール」は、“愛の泉”という意味を持ち、ルイ15世がポンパドール夫人のために贈ったとの逸話があるのだとか。
❶特別な日をお祝いするのにぴったりな「ピュイダムール」（410円）
❷プレーンとヴァローナココア味の「ラ・フェットボーイクッキー」（上の2つ各151円）。その他は「世界のお祝い 婚礼クッキー」（1,598円）
❸約10か国の小さなお祝い菓子が並ぶ店内。「世界のお祝い菓子」として、2018年度「おおたの逸品」認定
「記憶に残るようなお菓子を作りたい」と話すのは代表の風間さちほさん。シェフの佐伯裕生さんとともに、伝統的なフランス菓子の製法をベースに独自の世界観の表現を追求し、田園調布に新たな風を吹き込んでいる。
バッハの流れる非日常の雰囲気が漂う店内で、お菓子の味の余韻に浸りつつ、とっておきの時間を過ごしたい。
❶サクサクほろほろとした食感のサブレ生地と自家製クリームとラム漬けレーズンが香り高い、レーズンサンド（314円）。令和元年度「大田のお土産100選」受賞
❷ふかふかで食べ応えのあるマドレーヌ（314円〜）。定番のプレーンと抹茶以外は、季節ごとにフレーバーが変わる。2017年度「おおたの逸品」認定。
❸喫茶スペースで出来たてのお菓子がいただける。「ケーク オ フロマージュ ロックフォール」（605円）
クラシカルな雰囲気漂う外観に目を奪われる Lepi Dorは、素材の良さと作り立てにこだわった洋菓子店。スペイン菓子「ポルボロン」を日本人好みの味にアレンジした「ポルボローネス」は定番の人気商品。ほろほろと口の中でほどける味わいが特徴。
1階は生ケーキやクッキーの売り場で、2階の喫茶室では優雅なティータイムを過ごせる。
❶シナモン、ゴマ、抹茶の風味が楽しめる「ポルボローネス」（12袋入り1,200円） ❷マーブルサブレとドライフルーツをのせたサブレが入った「クロシェット」（1,450円） ❸創業以来人気の「ルーローモカ」（340円）
1932（昭和7）年の創業時から素材や味にこだわり、初代の味を今に受け継ぐ老舗和菓子店。味の決め手は自家製餡にあり、季節や商品ごとに餡を炊き分ける徹底ぶり。滑らかで上品な口どけの餡は、心から贅沢で豊かな気持ちにさせてくれる。季節の生菓子は、食べるのがためらわれるほど美しい。
❶季節を表現する上生菓子「菜の花」（378円）
❷「和菓子と上煎茶セット」（770円）。春季限定の「さくら餅」（248円）は薄焼きの皮と餡が絶妙のバランス
●初代の思いを引き継ぐ内田吉昭さん
「どんなパンにもしっくりとなじむりんご酵母に魅せられた」と話すのは店主の横森あき子さん。フランス料理教室を主催していた横森さんが、りんご酵母を使ったパン作りの面白さにのめり込みお店をオープンしたのは2009年のこと。自家製りんご酵母と口当たりが滑らかな国産小麦をベースにしたパンは、バゲットなどのハード系のものから惣菜系やスイーツ系までと種類豊富！ 自分好みのパンを探してみよう。
❶自家製餡がたっぷりの「あんバター」。左からほうじ茶あん、小倉あん（各227円）
❷焼きカレーパン（303円）は自家製のカレーを包んでオリーブオイルを塗って焼き上げる
❸一つひとつ愛おしむようにパン生地に触れる店主の横森あき子さん
●店内に並ぶパンはすべて自家製りんご酵母から作られている