景勝地 洗足池へ いざ出発!

「景勝地は遠くにあるもの」。
そんな思い込みがあるのならいますぐリセットを。

池上線の駅名にもなっている「洗足池」には、
五反田・蒲田のターミナル駅からの
アクセスのよさに加え、
駅を降りてすぐ目の前という、
忙しい現代人にはありがたい
好条件が備わっている。

そうして、一歩足を踏み入れれば、
思わず自分のいる場所を疑ってしまうほどの
圧倒的な光景が出迎えてくれるのだ。


きになる電車

カジュアルに行ける由緒正しき景勝地

 池上線の洗足池駅で下車し、多くの車が行き交う中原街道を渡るとそこはもう非日常、別世界への入り口。パノラマに広がる池とそれを取り囲む深い木々が、悠然と構えている。洗足池は、春には多くの人でにぎわう花見スポットとしてよく知られるが、じつは古くから「景勝地」として親しまれてきた顔を持つ。江戸時代には、かの歌川広重が「名所江戸百景」としてその魅力を伝え、幕末の偉人・勝海舟は晩年、池のほとりに別荘をかまえその自然を愛した。

そんな味わい深い光景をいまに残す洗足池。気軽に訪れられる場所だからこそ、たまには都会の雑踏を離れて花鳥風月に親しむ——そんな贅沢が、いつでも叶えられるのだ。

景勝地 洗足池へ いざ出発!